実際に弁護士とのつきあいがない等の理由から、
少なくない方々は、重大な事件であるにもかかわらず、
弁護士に依頼することなく自分で法的トラブルに対処しているのではないかと思われます。

しかし、法的トラブルに適切に対処するには、専門家である弁護士への相談や依頼は不可欠です。

具体的には、弁護士に相談や依頼をすることのメリットは次のような点にあります。

弁護士に相談や依頼をすることのメリット

法的トラブルについての解決の可能性や見通しが得られる

自分と相手方との主張のどちらが正しいか、裁判になったらどのように判断されるか、
あるいは、話し合いではどのような解決の可能性があるか、
それらを踏まえて、どのような方針で対処するか等々、
法的トラブルについての解決の可能性や見通し、
対処の方針等ついての弁護士の意見を聞くことができます。

もし、弁護士に相談しなければ、解決の可能性や見通し、対処の方針について、
誤った判断をし、あるいは確信が持てないまま、誤った対応をしてしまう可能性があります。
少なくとも法律相談だけでも受ければ、相談料5000円程度で、
解決の方向だけでも明確になり、大きな誤りを避ける事ができます。

難しい法的手続きを依頼できる

弁護士に相談をして、適切な方針が明確になった場合でも、
自分自身で法的トラブルの相手方と面談や電話をしたり、手紙を書いたり、
あるいは裁判所に対して書類を作成して提出したり、
裁判に出頭して発言するといったことは、容易ではありません。

第一にはこれらのことを、自分でやるのは、精神的に大変疲れます。
第二に、時間もかなりかかります。したがって、本来の仕事にも支障が生じます。
第三に、法的トラブルの当事者である本人は、どうしても感情的になったり、
思い込みがあったりして、冷静なで適切な対応を取ることが難しいです。

このように、法的トラブルについて弁護士に相談や依頼をすることのメリットは、小さくありません。
しかしながら、弁護士に相談や依頼をすることには、実際には、次のような障害があるのではないかと思われます。

弁護士に相談や依頼をしにくい理由

  • トラブルはあまり人に知られたくないため、他人である弁護士に話すのが億劫である。
  • 相談したとしても、弁護士が十分に話しを聞いてくれるかどうか、逆に、「あなたの方が悪い」等と怒られたり、注意されたりするのではないか。
  • その弁護士が、適切な判断をし、適切に対応してくれるのだろうか。
  • 弁護士費用がどれくらいかかるのかわからない。弁護士費用が高くかかって、トラブルの解決とバランスが取れるのかどうかわからない。また、その弁護士の費用は、他の弁護士と比べて、高いのか低いのかもはっきりしない。以上の事について、聞きにくいし、教えてくれないだろう。

これらは、デメリットというよりも、弁護士に対する信頼の問題かと思われます。

したがって、皆さまの立場から言えば、信頼のおける弁護士を見つけるということに尽きるかと思います。
弁護士の私としては、皆さまの期待に応えられるように、
弁護士としての力量を高め、また満足のいく質の高い仕事をしていけるよう日々研鑽を積む必要があります。

また、相談に来られた皆さまが上記のような不安や不満を感じる事がないように、
十分聞き、十分説明をするように努めているところです。これらは、弁護士全体が努力すべきことと思います。